物忘れの程度が『正常の老化』の範囲を超えてはいるけれど,それ以外の知的機能は保たれている正常と認知症の間の状態です.
放置すると5〜6割のかたが認知症に移行すると言われていますが,この段階で適切な予防や治療を行うと認知症の発症を防ぐことや遅らせることができるとわかっています.
血液中の特定のタンパク質を調べることで,アルツハイマー病の前段階である軽度認知障害(MCI)の状態にあるかどうかを,統計学的に判定します,基本的な検査は採血
だけです.ここにMMSE(ミニメンタルステート検査)という,口頭で行う質問形式の認知機能検査を加える場合もあります.
なお,この検査は遺伝子検査ではありません.
MCI スクリーニング検査とは別に,APOE遺伝子検査というものもあります.
こちらは,アルツハイマー病になりやすい遺伝子型を持っているかどうかを調べる 遺伝子検査です.遺伝子検査ですので承諾書が必要になります.
両検査ともに健康保険の適応外ですので,健康診断や脳ドックと同様に自費での検査となりますのでご注意ください.
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黄木脳神経クリニック
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